商品開発をする上でブランディングはとても大切です。また、お客様に長年愛されている企業や商品はブランディングの成功の証です。
ライフスタイルや環境がスピーディーに変化するいま、ブランディングは自社の売上を上げるためだけのものではありません。
人材や会社の存在意義といった会社自体の繁栄にも不可欠です。ブランディングができている会社には、理念に共感した優秀な人々が集まります。
そんな奥深い「ブランディング」を理解し、いち早くあなたのビジネスに役立てましょう。
ブランディングとは
ブランディングとは、自社ブランドを届けたい人に対して企業価値やイメージといった認知を向上させるための取り組みです。
生活をする中で「あのお店の商品は品質が良いからあのお店に買い物に行こう」と思ったことはありませんか？
まさにそういったイメージをお客様に持っていただくことがブランディングになります。
ブランディングが成功すると、長期的な利益や大量の広告が必要ないといった様々なメリットを出すことができます。
ブランドとは
ブランディングは「ブランド」を認知させるための取り組みですが、そもそもブランドとはどういったものなのでしょうか。
ブランドとは、お客様によって識別されている商品・サービスや企業のことをいいます。
ブランドと聞いて、時計や鞄など高級品が思い浮かぶ方も少なくないと思います。
確かにそれもブランドですが、それが全てではありません。
価格が安くても、お客様がその商品やサービスに何かしらの価値や共通のイメージを持っていれば立派なブランドです。
ブランディングの目的
企業の価値・存在意義を高める
ブランディングを行うことで良いイメージをお客様が持てば、企業の信頼性が増し価値が高まります。
また、商品やサービスをお客様が求めてくれるので存在意義を高めることもできます。
ブランドを通じて企業の理念やメッセージを伝えることは、消費者のみならず取引先や社員にも対しても企業の信頼性を高めることになります。
競合他社との差別化を図る
ブランディングを行うことで、同じ種類の商品でも選ばれる商品になります。
お客様はブランドイメージに共感して商品を購入してくれるため、リピート購入や他者への紹介を期待できます。
ブランディングの種類
企業ブランディング
企業ブランディングとは、企業の価値を高めてお客様や関係者が企業に対して持っているイメージを高めていく取り組みです。
企業としてのイメージが高まれば、ファンがついてきます。
ファンは商品のリピート購入や口コミを広めてくれるサポーターになり得ます。
企業ブランディングは、企業の価値・存在意義を確立するためにとても大切な取り組みです。
商品・サービスブランディング
商品・サービスブランディングとは、自社の商品やサービスをブランドとして認知させるための取り組みです。
ブランドとしてどのような商品・サービスを販売するかということを考えます。
お客様に選ばれるために商品にイメージや物語など付加価値をつけていくことが大切です。
また理念やメッセージだけでなく、プロダクトやパッケージデザインといった外観も重要な要素になります。
アウターブランディング
アウターブランディングとは、消費者やクライアントなど社外に対してブランディングを行うことをいいます。
お客様に対して行うブランディングのため、ブランドイメージが世の中に定着し、売上に直結します。
インナーブランディング
インナーブランディングとは、企業が自社内に向けて行うブランディグです。
理念やビジョンを社内で共有し、目指しているブランドイメージに全員で向かいます。
ブランディングを成功させるためにはまず自社内でブランドイメージを浸透させることが必要になりますので、インナーブランディングがとても大切な取り組みです。
BtoCブランディング
BtoCブランディングとは、business to consumerの略で、企業が消費者に対して行うブランディグのことをいいます。
消費者に対してブランドイメージを伝えていくことによって、商品の差別化となり、選ばれる商品になります。
BtoBブランディング
BtoBブランディングとは、business to businessの略で、企業が社外の企業に対して行うブランディングです。
消費者に対して商品を製造していない会社でもブランディングが重要視されるようになってきました。
多くの取引先から信用を得るためにも、BtoB企業はブランディングを検討することがおすすめです。
ブランディングのメリット
価格競争から脱却できる
ブランドを求めて商品やサービスを購入してもらうことができれば、価格競争の必要がなくなります。
なぜその価格なのか、なぜその商品が必要なのかという購入までのストーリーを体験することができるのです。
ファンを獲得できる
一度、良いブランドイメージが定着すればファンを獲得することができます。
ファンになってくれた人は、リピート購入はもちろん、最近ではSNSでは発信することによって口コミを広げてくれます。
また体制さえ整えることができれば、ファンの意見もブランディングや商品開発に役立てることも可能です。
広告費の削減
一度、良いブランドイメージが定着すればファンを獲得することができます。
ファンになってくれた人は、リピート購入はもちろん、最近ではSNSでは発信することによって口コミを広げてくれます。
また体制さえ整えることができれば、ファンの意見もブランディングや商品開発に役立てることも可能です。
人材確保しやすくなる
ブランドイメージに共感した人々が自分も働きたいと会社へ入社してくれる可能性が高まります。
ブランドが好きな社員はやる気に満ち、会社をより良くしようと熱意が溢れているため会社の発展へ貢献してくれることは間違いないでしょう。
また、ぜひ取引をしたいという新規の取引先を獲得するチャンスにもつながります。
ブランディングのコツ
事前準備を怠らない
やみくもにブランディングをしても失敗してしまいます。
どのようなブランドを確立したいかというゴールがなければブランディングはできません。
世の中のトレンドやお客様が求めているもの、自分たちが目指すべき姿や掲げるべき理念など、ブランディングを始めるにあたって決めることはたくさんあります。
焦らず時間をかける
ブランディングを始めたからといってすぐに効果は出ません。長い時間をかけて成功させましょう。
お客様の声のフィードバックや、売れた商品の何が良かったか、売れなかった商品の何が悪かったかなど反省が必要です。
ブランディングにおいてもPDCAをしっかり行い、取り組みの質を向上させていきましょう。
ブランドの象徴となるデザインを制作する
有名ブランドの名前を聞くとロゴやキャラクターなど、記号的に思い浮かぶデザインがあります。
そういったデザインは看板や商品の一部に描かれていて、ブランドイメージの定着に重要な役割を持っています。
他にもパッケージデザインやCMなど、伝えたいブランドイメージをデザインとして表現することも大切です。
さいごに
いま様々な企業がブランディングを重要視し始めています。
トレンドの入れ替わりが早く、モノで溢れかえっている世の中で生き残っていくためにはブランディングが重要です。
当社ではブランディングサポートとして、パッケージデザインを提供しています。
お客様のブランディングに寄り添うデザイン制作を心がけていますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
