スーパーマーケットの梅干しカテゴリーの売上アップに貢献!安全安心な品質にこだわった国内製造の梅干しを提案しました
品質にこだわった国内製造の梅干しを導入することで海外原料品の多い競合店と差をつけ、梅干しカテゴリーの売上アップに繋がった事例をご紹介します。
CUSTOMER
当社グループのスーパーマーケットの和日配部門
スーパーマーケットでは豊富な漬物が販売されています。漬物は私たち日本人の食生活に根付いていますが、年々食べる人の数が減ってきているという事実もあります。しかし漬物の需要はまだまだ続くため、売上を改善するために現代の食生活に合わせた売場への転換が必要です。今回は漬物の中から梅干しカテゴリーの商品提案をさせていただきました。
中部流通の"現場力"で
お客様のお悩みを解決!
お客さまのお悩み
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梅干しカテゴリーの売上が伸び悩んでいる
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スペースに限りのある売場のためより効果の出る商品が必要
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国内製造品の展開に重きを置き、品質重視の売場を作りたい
提案した解決策
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競合が中国原料品の梅干しが多い中、当社の仕入力を生かして国内製造の梅干しを提案した
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すでに販売されている中国完成品の梅干しから国内製造品へ切替を行った
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国内製造品でも品質を落とさずにリーズナブルな価格を実現した
改善効果
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POINT
梅干しカテゴリーの売上をアップさせることができた
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POINT
切替を行うことで、限られたスペースでも無理なく売上を改善することができた
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POINT
競合店よりも国内製造梅干しの割合が増え、品質にこだわった売場作りに貢献できた
販売部フード課
今回は私たちが提案させていただきました。
中部流通のフード課では、食品など商品の取り扱いをしております。お困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
消費の減ってきている梅干しカテゴリーの状況を改善したい
上のグラフは、梅干しの一世帯あたりの消費支出金額です。およそ20年前の2000年と比べると最近では79.6%(約2割)も支出額が減少しています。
日本では昔から愛されてきた梅干しですが、米中心の主食からパン食への移行、若い世代が梅干しを食べなくなっているという食生活の変化によって売れ行きも悪くなっています。
2021年の梅干し消費量は70歳以上で834gに対して、29歳以下は303gと約2.8倍も差が開いています。若い世代への訴求が難しく、その効果も出ていないのも要因の一つでしょう。
以前よりも売れなくなってしまった梅干しの状況を改善すべく、売上アップにつながる梅干しの提案をさせていただきました。
紀州南高梅を使った種ぬきの梅干しを採用いただきました
今回提案した梅干しは、「種抜き紀州南高梅しそ風味」と「種抜き紀州南高梅はちみつ風味」の2品です。どちらも国内メーカーで製造されている国内製造品です。
梅干しの原料は和歌山県産を使用しており、品質にこだわった安全安心の国内製造品となっています。品質にこだわっていますがリーズナブルな価格に抑え、他商品と比べても劣らない価格帯での勝負もできます。
種ぬきのため口の中を怪我したり、喉に詰まる心配もありません。また、種を取ったり捨てる手間もないため時短にもなります。
競合と差をつけるために国内製造の梅干しを提案しました
良い提案をするためには、競合調査が欠かせません。市場を把握することでどうすれば良いのか、必要な打ち手が見えてきます。
競合調査の結果、他のお店では国内製造品と海外製造品の割合がほとんど同じ、あるいは海外製造品の方が多いということが分かりました。
競合が海外製造品の多い状況の中、国内製造品を増やすことで品質面でのこだわりが消費者に伝わって安全安心を感じていただくことができ、売上が増えるのではないかという仮説を立てました。
また売場自体それほど広くスペースを取られるわけではありませんので、思い切って既存品と切り替える必要もあると感じました。
売上アップに貢献することができました
今回提案した梅干しが販売されてからそれほど期間は長くありませんが、実際に売上が伸びたという結果が出ています。
切替前の既存品の売上と比べても大幅に状況が改善しました。やはり国内製造であることで消費者が手に取る機会が増えたのだと実感しています。
今回提案させていただいた梅干しは2品だけになります。まだまだ売上アップに繋がりそうな商品はあるので、今後も売上アップに貢献できるようカテゴリー全体を考えたより良い提案をしていきます。