物流を見直して値上を抑制!ごまドレッシングの値上に、鋭い視点から切り込む!

食品の値上を耳にする機会は増え、気づいたらあれもこれも値上がっている世の中。食品を取り扱っている当社にとっても無視できない問題です。

天候不順や不安定な世界情勢もあって特に油の値上が大きく、価格に影響が出ています。また、物流費などの高騰により他調味料も値上され、どの食品メーカーも耐えることができない状況となっています。

そのような状況下でも、お客さまのために少しでも値上を抑えるため、当社は日々対策を練っています。

今回は取扱商品の一つであるごまドレッシングについて、仕入・物流・販売など全ての視点を持つ当社だからこそできた値上抑制の提案をご紹介します。

CUSTOMER

ドラッグストア

東海・北陸・近畿で事業展開しているドラッグストアチェーン

ドラッグストアでも薬以外に食品の販売は当たり前になって来ました。
お店に来店してくださるお客様のためにも、より良い商品をよりお求めやすく販売しています。
お客様に愛されているごまドレッシングもこの先ずっとコストパフォーマンスを維持していきたいところです。

お客さまのお悩み

  • 値上は仕方ないけど、店頭価格を変えないためにも何とか価格を維持したい。

  • 状況は同じはずなのに、競合ドラッグストアも値上をせずに企業努力をしている。

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お客さまのお悩みを中部流通の"現場力"が解決いたします。

  1. solution

    各工程での価格を確認して分析することで、「物流」に改善策を見出す

  2. solution

    グループの物流会社とタッグを組み、価格メリットのシナジーを追求

  3. solution

    「求貨求車サービス」を活用して物流効率をアップさせる

改善効果

  • 物流費が大幅に削減できた。

  • ドラッグストアの店頭価格アップ阻止につながった。

  • 今後も他商品へ同じサービスを展開できる。

中部流通の"現場力"を
インタビュー

CONSULTANT

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商事部
伊豫田

提案に⾄った経緯や背景について教えてください。

ごまドレッシングは入社後はじめてお客様と一緒に開発しました。販売開始からすでに約4年間経過しており、長く売れ続けている商品です。

オリジナル商品ですが、他の大手メーカーに負けない品質とお求めやすさで消費者の方からも愛されてきました。そんなごまドレッシングを値上すると、お客様が購入しづらくなり、売上が下がってしまうのではないかという懸念がありました。

このような情勢なので値上を拒否することは難しく、また事情もよく分かるためとても心苦しい状況でした。お客様には値上の話があるという情報を共有させていただきましたが、こちらとしても簡単に値上はしたくないという気持ちがとても強かったです。

競合ドラッグストアを調査しましたが、どこも価格は変わっておらず、やはり何とかしなければという使命を感じました。

そこで様々な情報を紐解いていったところ、「物流」の見直しができそうだという結論にいたりました。

提案のポイントはどこですか?

グループの物流会社とタッグを組み、かつ求貨求車サービスを利用したところがポイントです。

求貨求車サービスというのは、トラックが空いているので「貨物が欲しい」という空車情報と、空いた車両がないので「運んで欲しい」という貨物情報をマッチングさせるサービスです。

こちらのサービスを利用することによって効率良く物を運ぶことができ、その分お値打ちの価格で物流を組むことができます。加えてグループの物流会社と組むことによって自社センターへの納入がよりスムーズとなり、さらにお値打ちになります。

「グループ会社とのタッグ」と「求貨求車サービス」が今回、値上を抑制できた最も大きな理由です。

お客様からの評価はどうですか?

値上を抑制できたので助かりましたとのお声をいただけました。

ただ商品を納めているだけでなく、お客様と一緒に商品開発や改善を幅広い視点で提案できる当社の強みを発揮することができました。

グループの物流会社とも新しい取り組みを始めることができたため、よりシナジーを出すこともできました。

求貨求車サービスは今回のごまドレッシングだけでなく、他の商品にも展開できそうなのでより良い提案をしていこうと思っています。

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