コンテナ流通から段ボールに切り替え無駄をなくし、コストダウン&業務効率アップに成功!

当社は食品流通の配送用資材を検討されているお客様には、状況を深く認識したうえでの最適な提案を心がけています。コストカットだけの提案ではなく、配送資材の変更で想定される業務上の変化も考慮する必要があるからです。
今回は卸売市場のお客様に、だいこん配送に使用する通い箱のコンテナから段ボールへの切り替えで、コストダウンと業務効率の改善を提案した特販部の坂本氏に話を伺いました。

CUSTOMER

食品メーカー

青果市場で野菜を扱っておられるお客様です。

かねてからの農林水産省の奨励によって、食品流通において普及している通い箱のコンテナを野菜の配送に使用する中で、さまざまな課題に直面しておられました。

お客さまのお悩み

  • コンテナが流通先に滞留したまま、行方不明になりがちでコストが無駄

  • コンテナを回収してくるたびに、面倒な洗浄作業で時間と手間が掛かる

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お客さまのお悩みを中部流通の"現場力"が解決いたします。

  1. solution

    流通先に渡せる段ボールに切り替えてコンテナ遺失の無駄を解決

  2. solution

    コンテナの回収および洗浄作業を不要にすることで業務効率を改善

  3. solution

    段ボールの材質の選定とデザインの工夫により配送の作業性を確保

改善効果

  • 遺失する無駄がなくなるうえ段ボールも安く、総合的にコストダウンを実現。

  • 回収および回収後のコンテナ洗浄の、手間と時間がなくなり業務効率が改善。

  • 丈夫な材質かつコンテナよりも軽量で、側面の手掛け穴により作業性は良好。

中部流通の"現場力"を
インタビュー

CONSULTANT

特販部 坂本

特販部
坂本

提案に⾄った経緯や背景について教えてください。

今回のお客様は、青果市場にて野菜を扱っておられ、配送にはコンテナを使用されていました。
2006年の農林水産省による食料供給コスト縮減アクションの奨励により食品流通の世界では通い箱が普及し、農業界隈でもコンテナの使用が奨励されてきたからです。
しかしコンテナは流通先で滞留して遺失することが多く、購入したうちの半数ほどが無駄になるので困っておられました。回収すればしたで、その都度洗浄作業で手が取られるのも課題となっていました。
そこでお客様は流通手法の見直しに踏み切られたのです。まずはだいこんの配送資材を切り替えて、コストおよび業務の効率を改善できないものかと検討されていました。
そんな中で、以前から資材に関してコストパフォーマンス性があるイメージをお持ちになっていた当社に、お客様のほうからお声掛けいただいたのです。

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農林水産省「食料供給コスト縮減に向けた取組」より引用

今回の提案での気を付けたことを教えてください。

これまでも当社は食品流通の配送資材を検討されていた多くのお客様に、メリットがたくさんある段ボールをおすすめしてきました。
それを通して蓄積されたノウハウは、コストの視点だけでなく使い勝手に配慮し、想定されるリスクを避けるべきであると教えてくれます。そのために、現場のお声をしっかりとヒアリングしました。
そのうえで、コスト面も重要ですが何より大切な商品であるだいこんを傷めてしまわないよう、安いけれど強度の高い材質を選びました。また、側面に手掛け穴がついた運びやすいデザインにしました。
さらに、野菜用段ボールとしては天蓋の幅が短くてアールがついているものがよく使われますが、今回は通常のきっちり閉じる天蓋にすることでだいこんを傷つけず、重ねやすいように考えたのです。
また、段ボールは流通先でそのまま使ってもらえるので、そもそも遺失で無駄になるリスクもなく、回収ならびに洗浄作業からも解放されます。
段ボールよりも高額で、しかも購入数の半数ほどが無駄になるコンテナに比べ、コスト効率と業務効率の両面の改善から生産性を向上させられる確信がありました。合理性がある一石二鳥のご提案ができたと思います。
なお、一足飛びに採用してもらうのではなく、年末にスポット使用でサンプルテストを行っていただいたうえで導入を検討していただきました。その結果、年間通しての使用をご決定いただけたのです。

お客様からの評価はどうですか?

コンテナを段ボールに切り替えてから特に問題もなく作業のリズムも良くなり、コストカットにもつながったとのことです。試してみて本当によかったと言っていただけました。
良い結果が出たのでさらにほかの野菜用の段ボールもご依頼いただき、現在新たなご提案に取り組んでいます。
取り扱いアイテムが豊富で関連業者が多方面にわたる当社の強みは、ノウハウの奥行きと現場で働くみなさんの目線で提案できる現場力です。今回のご依頼でも、その強みを存分に活かすことができてよかったです。
これからも現場のみなさんのお声に真摯に耳を傾け、数値的な改善だけでなく作業にまつわる目に見えない部分まで思いを馳せて、最良のご提案を心がけたいと思っております。

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